二代目 上野為二の訪問着
■ 二代目 上野為二(うえのためじ)
京友禅の人間国宝であった初代の上野為二さんの孫にあたり、近年、二代目為二を襲名しました。
上野家は京友禅の名家で、ひいおじいさんの上野清江は明治中期ごろから活躍し、おじいさんの上野為二は、昭和30年に人間国宝に認定された方です。
この訪問着は、松や草花の山郷風景に茶屋辻を入れて染め上げた逸品です。
友禅染めは隣り合った色が混ざらないように、特殊な糊をつかって下絵をなぞって、糊伏せをするのですが、為二さんの糊伏せは非常に細い糸のような線なので出来上がった図柄は非常に細かく、やさしく、繊細です。
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