三陸宮古の きもの屋三上

三陸海岸、宮古市で曽祖父の時代からきものを生業としております。
きものの楽しさをお届けします。

いわいずみ手仕事市2016 その1

昨日は当店のお客様と、着物を着て、いわいずみ手仕事市に行ってまいりました。

前日まで、天候が心配でしたが、午前のうちに小雨も止み、ほっとして出発です。


11時前に店を出て、まず田野畑村の北川食堂に向かいます。

北川食堂さんは海鮮丼が有名で、休日は並ばないと入れないほどの大盛況のお店です。


当店のお客様と北川食堂の前でパシャ!

予約しておいたので一部屋を使わせていただきました。

感謝です!


こちらが日替わりの海鮮丼

新鮮な魚介類がたっぷり。

身厚のホタテも惜しげなく使われ満足の一品です。


皆さん、最初は黙々と味わいつつ箸をすすめていました。

ある程度おなかが満たされると、話に花が咲きます。

お気に入りの着物を着て、美味しいものをいただき、きもの好きの仲間とおしゃべりするのは、貴重な楽しい時間です。

お腹も一杯になったところで、岩泉町内に向かいます。


車から降りて会場に進みます。

街の中は、思いがけず着物姿が似合います。


最初に「てどの蔵」の表側にある「横屋手しごとや」さんに入ってみました。



お店のおばあちゃんも私たちの着物姿を見て、大喜びしてくれました。

偶然にあった知り合いの人も何人かいました。

宮古からも、たくさんの人たちが、訪れていました。

続きはまた次回のお楽しみに・・・・・・・

本日のお客様

今朝早くから着物の着付けがありました。

N様は運送会社の奥様で、日々忙しく暮らしておりますが、今日は従業員の方の結婚式ということで、きものでの出席です。

洋服での出席も考えたけども、ご主人の勧めできものにしました。

やはり、きものにして良かったとおっしゃっていました。


装いは、以前ご購入いただいた、一乃倉の石版染訪問着と西陣の袋帯です。

とても上品でお似合いですね。

お持ちのブローチを帯留として利用しました。

いいアイディアです。

帯締めや帯揚、重ね衿も季節柄すっきりとまとめました。


ご披露宴を楽しんできてください。

N様、それでは行ってらっしゃい。

二代目 上野為二の訪問着

■ 二代目 上野為二(うえのためじ)
京友禅の人間国宝であった初代の上野為二さんの孫にあたり、近年、二代目為二を襲名しました。
上野家は京友禅の名家で、ひいおじいさんの上野清江は明治中期ごろから活躍し、おじいさんの上野為二は、昭和30年に人間国宝に認定された方です。


この訪問着は、松や草花の山郷風景に茶屋辻を入れて染め上げた逸品です。

友禅染めは隣り合った色が混ざらないように、特殊な糊をつかって下絵をなぞって、糊伏せをするのですが、為二さんの糊伏せは非常に細い糸のような線なので出来上がった図柄は非常に細かく、やさしく、繊細です。

ホヤで一杯!

先日青森の娘から送ってもらったホヤが旨かったので、今日も食べたくなり、宮古の魚菜市場に行ってみました。

魚菜市場では、地元の農家の人たちの新鮮な野菜も売っています。

宮古は震災後しばらくホヤがほとんど獲れず、あっても小ぶりのものがほとんどでした。

津波ですっかり流されてしまったからです。

しかし、5年経ちやっと形も以前の大きさに戻ってきました。

早速手に入れ、捌きます。


まず、頭にある2つの突起を切り取りそこから、水分をボウル等にためます。

ホヤを半分に割り、ボウルにとってある水で身を洗います。

真水は使わないほうが美味しく食べられます。

大きめに身を切って出来上がり。

酢や醤油を垂らすのが好きな人もいますが、私は一切味付けせずに、そのままの味を楽しみます。


タラの麹漬けをホイル焼きにし、本日の酒の肴が出来上がり!

宮古の魚介類は最高です。乾杯!

風呂敷の結び方 その4

本日は華やかなダブルの花結びを紹介します。



まず、包むものを風呂敷の中央に置きます。

次に、風呂敷の両端を持ち、

中心を確認しながら、一度結びます。

次がポイントで、右側の二つの端と、左側の二つの端をそれぞれ結びます。



形を整えて、出来上がり!

ちょっとしたプレゼントでも、このように包むとおしゃれで華やかになりますね。

プレゼントを受け取る方にも、きっと喜んで貰えるでしょう。