三陸宮古の きもの屋三上

三陸海岸、宮古市で曽祖父の時代からきものを生業としております。
きものの楽しさをお届けします。

七五三


先月ですが、七五三の着付けがありまして、あまりにかわいい双子の子でしたのでアップしてみます。

着付やセットの時も嫌がらずにいてくれてとても良い子でした。
嬉しそうな笑顔がかわいいですね。

お互い見つめあってパシャ!!


髪形や、髪飾りもご覧ください。


お母さんも色無地を着て写真屋さんに向かいます。


ご近所のおばさんも思わず「かわいいね~」と声を掛けます。


一仕事済んでまだ雑然としていますが、当店の美容室はこんな感じです。
セットから着付まで一か所で対応できるので便利です。
是非、気軽にご利用ください!

新入荷草履の紹介

先日仕入れた、おしゃれ草履の紹介します。

台が黒の草履です。
鼻緒はシックな黒と銀のぼかしで銀糸で織り込んであります。
一見地味ですが、粋に見えます。


次は、グレーの台に市松模様の鼻緒の草履。


市松模様については以前も紹介しましたが、日本でもその歴史は古く古墳時代(3~7世紀頃)の埴輪に市松模様が用いられていたのが確認されているそうです。


一気にメジャーになったのは江戸時代に、佐野川市松という当時の超人気歌舞伎役者が舞台でこの模様の袴を履いたことから大流行していきます。「市松模様」と呼ばれるのは
佐野川市松から取っているんですね。


ちなみに東京オリンピックの新エンブレムとして採用されたものが、市松模様です。

歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いたものだそうです。


こちらは、赤の台の草履。
鼻緒は、京染の技法と同じ金彩加工が施されています。
金彩加工とは、友禅染を引き立たせ、より華やかに表現するために、金や銀の箔、または金属紛を使って加飾する技術です。



ラストははおしゃれな縞柄の鼻緒の草履です。
こちらは変わっていて、台がメッシュです。


値段も手ごろですので、気軽に使ってください。
中には2~3点ご購入いただき、きものを着た時に限らず、普段履きに使っていただいているお客さんもいらっしゃいます。

鼻緒の裏の直接足に触る部分が柔らかく、緒の幅が広いので履きやすいのですね。

商品仕入れ

本日は盛岡の問屋さんが来ました。
今回は、おしゃれ草履と半巾帯を仕入れました。

在庫商品とダブらないように、照らし合わせながらの商品選びです。
同じような商品でも、少しずつデザイン等が変わっています。

店側の好みだけでは、商品のタイプが似たようなものに偏りがちになるので、お客様が楽しく選んでいただけるように、バリエーションも考えて仕入れします。

おしゃれな半巾帯と普段使いの草履を仕入れました。
なかなか良い仕入れができました。
皆様どうぞお気軽にご覧にお越しください。

着付のお客様

Mさんは大きな会社を切り盛りしている、女性社長です。
お茶会で着るきものの着付けを行いました。

個性たっぷりの岩下志麻プロデュースのきものをお召しになりました。
正面と角度を変えてパチリ!
この個性に負けずに着れる人はなかなか居ません。

帯は博多の帯です。
きものに合わせて仕入れたわけではないのですが、きものと帯が驚くほどフィットしています。
また、足袋もおしゃれな刺しゅう入りです。
草履もさりげなく、きものや帯にコーディネートしています。
とても粋でおしゃれな着こなしですね。

大きな車で颯爽と出かけました。
着た後は無料でお手入れ致しますので、いつでもお持ち込みください。
Mさん、気を付けて行ってらっしゃい。

きもので食事会 3

今回お集りのお客様と着物を紹介します。
kさんは30年以上前に当店の着付け教室に通っていただいたのがご縁で、長くお付き合いしています。

着付教室には初級と中級があるのですが、kさんは中級コースを3~4回通っていただきました。
この夏は体調がいまひとつ体調がすぐれなかったのですが、今は元気に参加していただいています。
きものは単衣の大島紬。そして、紗の名古屋帯を合わせての装いです。
月に一度の昼食会のために、前日から着物を着るリハーサルを行うそうです。
頭が下がります。


HさんはムードメーカーでHさんの周りは皆さんの笑顔が絶えません。


Hさんも大島紬。かわいい柄の名古屋帯は塩瀬の帯なのですが、切らずに締めれる「さくら造り帯」です。塩瀬の帯は一般的に締めづらいと言われますが、「さくら造り帯」にすると便利に締められます。
とても自然な後ろ姿ですね。


Kさんは単衣の紬をお召しです。
博多帯をきりっと締めてさわやかな着こなしです。

いつも笑顔のお客様です。
きものを着る楽しさが溢れていますね。



Oさんは身長があるので大胆な着物もお似合いです。

お母様の時代からのお客様ですので50年以上のお付き合いになります。
こんなに長くお付き合いいただけるなんて、只々感謝です!
きものは小紋ですが、柄を合わせて仕立てたので、一見付け下げのように見えます。
帯は「羅」の帯。おしゃれな組合せです。


Sさんは単衣の小紋で亡くなられたお母様から譲り受けたきものなそうです。

50年以上前のきものですが今でも違和感なく着られるのは、きものの良さですね。


Hさんもいつも明るくお話が大好きでHさんの周りは楽しいおしゃべりが絶えません。

Hさんの着物は白生地から染めた単衣小紋です。
ざっくりと織られた帯を合わせています。


皆さんきものと帯を楽しんでいますね!